触りごこち

触りごこちが良いもの… そら豆の中わた。ねこの耳横のふわふわ毛。そして最近気づいたのが、パンヤの木のわた。

触れているのかいないのか、分からないくらい 軽くてするする滑らかで、自然って本当にすごい。大事なタネを守るために精一杯、ベストと思う(?)ものを作っているのね、と関心してしまう。

大きなアーモンド型の実の中にはふっくらしたワタに守られた小さな種がいっぱい。季節になると30cmくらいの細長い莢がパカっと割れてワタと共にタネが一面に散らばります。

はたしてどこにあるのか分からないくらい大事に包まれて、いわば自然の緩衝材?!チェンマイの縫製場と子どもたちの家の間にも大きなパンヤの木がありますが、、、

大きすぎて全体が写真に映らない、、、そのうちこのワタで何か作りたいと思ってはや何年。

ですが、前回チェンマイに行った時、久しぶりに訪ねたカレン族の村で彼らが作っていた長方形のクッションの中身がパンヤの木のワタでした!聞いてみたら昔から彼らの枕は長方形とのこと。

みんなで枕づくり。今回はオーダーされた枕を作っているとのことで、ポリエステルわたをチェンマイ市内で買ってきて、それを詰めているとのこと。う〜む、パンヤじゃないのか…もったいない、、、
中綿は4つにわかれたお部屋に入れるとヨレない、ズレないらしい。村によっては6つの部屋にしているところもあって、それぞれ伝統的なやり方があるとか。カバーは手でつむいで草木で染めた糸を使った手織りの生地。これも村によって代々伝わる柄で織るそうです。
ちなみに、民族衣装の柄ゆきも、村ごとに異なるので地域の祭りなどで大勢集まってもどの村の出身か衣装でわかるらしいー。

いつも藍染をお願いしているカレン族一家のお母さん、話している合間に道端の花を髪飾りに。

色あせた藍染の風合いも、貫頭衣の縫い目のステッチも素敵。チャンシーさん、いつもありがとう!

miho

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