ゆるりという贅沢

私は食べる事が大好きだ。

子供の頃からとにかく目の前に食べ物があったらバクバクもりもり

招いていただいたお家で、ご馳走を振る舞われた日は「あなたは見ていて気持ちがいいねえ」なんて言われるほどの食べっぷり。

食事の時間は幸せの時間だ。

が、あっという間に終わってしまうので、この幸せの時間は短いものだという寂しさを最近覚えた。

久々にししゃも。この「ちょこっと」がまた堪らない

何もかものスピードが早いことが、もったいないというか

もう少し、ゆっくりと丁寧に時間を過ごすことは出来ないか。

そう思うようになった。

そう言えば、当たり前かもしれないけどついつい忘れてしまいがちな【よく嚙む】

この【よく嚙む】が最近改めて見直されているのか、SNSのあちこちで見る。

翌朝の体調までもを、左右するらしい。

まずはここから始めてみようじゃないかという事で、家での食事は基本テレビを見ないようにした。

ゆっくりと食事に集中する。

あれ、いつもよりお米が甘い。

いつもと同じことをしているはずなのに、いつもより美味しいし、いつもより贅沢な事をしている気分だ。

掃除や他の家事なども、ゆっくりやってみる。

掃除ってこんなに楽しかったっけ。

コーヒータイムも、びっくりするほどゆっくりとしてみた。

全ての生活のスピードを落としてみると、同じ日常が、少しだけスペシャルなものになる。

もちろん、テキパキシャキッと動くことも、私たちの心や体に大切で必要な刺激になる。

だけど、周りの環境がいかに早く、賑やかであっても、

自分の中にながれる時間は、おだやかでゆったりとしていたい。

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